新人配送員研修も抜かりありません!
ブログ 2022年5月2日
街中のモッコウバラに癒やされている、多摩地区担当の二見優子です。
今日は、新人配送員研修を紹介します。
職種によって内容に差異はありますが、
フリーペーパー配送の場合、概ね月曜日に最低4週間掛けて行います。
多摩地区では、1週目には新人配送員を助手席に乗せて、業務の流れを見てもらいます。
簡単に業務内容の説明を行いながら40件程度の配送をしますが、業務は指導員が担います。
業務の後半には、新人配送員も指導を受けながら配送の手伝いをすることもあります。
従来は車内での会話で、業務の流れや心得などを伝えていましたが、コロナ禍ということもあり、
今は、出発前や出発後にそれらの時間を設けるようにしています。
2週目から本格的な研修に入ります。
新人配送員が運転を行い、指導員を助手席に乗せて対応します。
研修で行うのは、配送先を覚えることではありません。(地図を見ればわかるので)
配送先でのルールやマナー、イレギュラー時の対応などが主な研修です。
3週目は2週目の続きです。
どちらの配送先でも概ね行うことは同等なので、何度も繰り返し行い、お仕事を理解します。
新人配送員に配送ルートを任せても大丈夫そう、と判断できたら、次週は見極め配送です。
もう少し指導が必要、と判断されたら、翌週以降も研修は続きます。
上手くいけば4週目は見極め配送です。
指導配送員は一緒に行動しますが、手出し口出しはせず、すべてを新人配送員に担ってもらいます。
独り立ちした配送員は、イレギュラーな事態が発生した場合は自身で判断せず、
必ず会社に連絡し指示を仰ぎます。
従って、見極め配送時は隣に指導配送員がおりますが、自身で判断できないことがあったら、
指導員に確認せずに、独り立ちした際と同様に会社に連絡して指示を仰ぎます。
わからないことを正しく会社に確認できれば【○】ですが、
わかったつもりになって誤った対応を行った場合は、
指導員が注意を促し再指導することとなり、次週再度見極め配送です。
チェックは50項目以上。
その中には、安全に関わることをはじめとして必ず【○】でなければならない項目もあります。
それらを含み、8割が【○】でなければ翌週以降も研修は続きます。
見極め配送で合格となっても、まだ仮免許のようなものです。
翌週より1人で配送を行いますが、実は指導員とは別の管理者が、付いてまわり(配送員には内緒です)、
作業の内容などのチェックを行い、更に業務について見極め、必要に応じて再指導を行います。
管理者は出発時・中間報告時・帰着時には、しっかりの内容の確認を行い、本免許となるよう指導を続けます。
1ヶ月後、改めて同乗研修を行います。
当初指導を受けていたことが、継続して対応できているのか再確認を行います。
また、1人で配送をして初めて気づくことなどもあるので、その点のフォローも行います。
仮免許で配送に関わる対応はできるようになっていますが、
私たちが行うのは配送を含んだメンテナンス業務です。
メンテナンスに関わる指導を本格的に始めるのもこのタイミングです。
新人配送員を育てるのは大変なので、『独り立ち』=『一人前』と思いたくなるのですが、
しっかりと手当は続けます。
配送員は『習うは一生』の如く、スキルに磨きを掛け、
いつも元気に『いってきます!』が言えるように頑張っています。